花の盛りもいつしか過ぎて

葉桜の緑が鮮やかな季節となりました。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

江東区東陽町の文優堂はりきゅう院の小野寺です。

桜が満開になって

気温が２０度を超す日があったかと思えば

一昨日は最高気温が１０度以下という

まるで冬のような日があったり・・。

天候の変化についていくのが難しいですね。

そんな季節は何かと体調を崩しやすいのですが

身体の調子とともに

心のバランスも乱れがちになったりします。

東洋医学でいう五臓には

それぞれ深くかかわる感情があり、

その感情の乱れがそれぞれの働きを狂わせて

全体のバランスを崩すことにつながり

体調不良を引き起こすと考えられています。

それらは

怒・喜・思・憂・悲・恐・驚の

七情と呼ばれていますが、それぞれ

怒は肝、喜は心、思は脾、憂・悲は肺、恐・驚は腎

とつながっています。

これらの感情が激しすぎたり

長く続いたりすると

それに関係する内臓の働きが損なわれ

五臓のバランスが崩れてくるのです。

例えば、深い悲しみや憂いが続くことによって

肺の働きが阻害され

肺に関係する呼吸器系の症状である

咳や息切れ、鼻炎や喘息などが引き起こされたり。

過度に怒ったりすると

肝に関係する筋が引きつったり

頭痛や目が赤くなるなどの症状が出たり。

という感じです。

感情の乱れは体調不良の前兆とも言えるんですね。

なんだかイライラするなあとか

なんとなく考え込んでしまったり（これは思）とか

普段と違うと思ったら

それは体からの何らかのサインかもしれません。

私もなんだか落ち込んだりとか、

ちょっとしたことで怒ってしまったりした時には

あれ？これは何かあるかなと思って

自分で鍼治療をします。

経絡治療で五臓のバランスを整えることによって

感情の乱れも落ちついて

体調不良の予防になります。

最近なんか憂鬱だなあとか

妙にイライラするんだよなあ

とか思ったら

はり治療をしてみてはいかがでしょうか。