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2013.09.27
9月もそろそろ終わりに近づき、
やっと涼しくなってきましたね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
江東区東陽町の文優堂はりきゅう院の小野寺です
秋といえばスポーツの秋、芸術の秋とかいろいろありますが
やはり実りの秋、食欲の秋ですねえ
日本酒も美味しい季節になります
この手の話は止まらなくなってしまいそうなので、またの機会にしましょう。
秋といえば五臓では肺の季節です。
肺には収斂(しゅうれん)作用があるといわれています。
収斂とは引き締めるとかまとめる、といった意味があります。
肺は皮膚を主っており、外界の気温などに対応して
毛穴を開いたり閉じたりして体温の調節をして
外邪から身を守っています。
これを東洋医学では腠理の開闔(そうりのかいごう)といいます。
体表にフタのようなものがあって、開いたり閉じたりして
気の出し入れをしていると考えてもらえればいいかなと思います。
秋になると外界には陽気が少なくなり、寒気が旺盛になってきます。
こういう時に陽気を発散しすぎると、逆に冷えて悪寒や発熱の状態に
なりやすくなります。
そこで腠理を引き締めて陽気の発散を少なくするのです。
これが肺の収斂作用というもので秋の気と応じるといわれる理由なんですね。
肺の働きがうまくいかなくなると、腠理の開闔がきちんと行われず
気温などの変化に対応できなくなり、風邪をひいたりしてしまうのです。
気血がよくめぐって腠理の開闔が活発ならば
外界の温度、気圧、湿度などの変化に順応できて
外邪に侵されにくくなります。
季節の変わり目に風邪などひかないようにして
寒い冬に備えたいものですね。
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